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2017年11月 4日 (土)

視差

農繁期ですが例年と違いまして

もぎ取り+運搬作業ではなく

選果のアルバイトに出ております。
 

かくて真鍮材は遅れてしまうこと確定。

 

その電9、日車の車両史図面集では

301-304は通風器、車端部を除く中央片側5個のT型ガラベン

どうも左右で位置がずれている作図であり、

 

のちS12年の冷房搭載のおける平面図でも

やはり左右のT型ガラベンは、その長さの半分ほど

ズレて設定されているように見えます。

 

真横画像もたしかに車体中心の窓柱からズレているように

見えます(以上、鉄道史料75号参照)。

S12年冷房では、TcとMcとで

その「左右で位置がずれたT型ガラベン」の

ズレかたが鏡像になっていて 

 

これがオリジナルからの踏襲なのであれば

電9(301-304)と、電附12(911-917)も

当然そうなっていたはず。

 

 

ところが

「標記類貼付位置」なる明細図S4年2月27日によれば

どうも電9、

T型ガラベンは車体中心の窓柱に合致しているように見えます。

 

さらに

302の真横からの写真(鉄道史料22号)では、

中央のT型ガラベンは、窓柱とは明細図とは逆に

右にシフトしているように見えます。

パンタ位置から、写真が裏焼きであろうとなかろうと

明細図とは通風器の中心からのズレが逆であることに

変わりありません。

 

奇数偶数で違うのか(電附12=911~のS12年冷房改造図と

同じ鏡像配置が、Mcでも存在しているのか)、

単に撮影角度の影響で、本当は窓柱中心と合致した位置に

通風器があるのか、

なかなか解釈が難しいところです。

 

というわけで、もうどうしたら良いのか

これが日車に限った話なのか、大阪鉄工所や田中ではどうなのか

迷ってしまうので

拙作では

通風器の取付穴は

「車体中央は窓柱中心と一致」と解釈して作成。

S11年型のエバポレータ4基や

S12年型の「風洞つき、室内エバポレータ寄り貫通扉窓拡大」

などは

今回除外してあります。

冷房搭載の床下機器の図もあったりするので

こういうものは3Dプリント諸兄にお任せします

(戦前型の特殊なものが売れるかどうかは別として)

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