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2011年2月20日 (日)

除雪車駄論

キ100前面窓について、年明けから

再びお問合せをいただくようになったので

いくつか模型的な外見相違についての考察を書き残しておきます。

 

まず、河合製キ100についてですが

これはベース部分の寸法を飯野製(後期型)

に求めているものと思われます。

しかしディテールは前期型(~143)に求めリベットあり、

前面窓もそれにならい、しかし台車はTR41と

完全な折衷版です。

ここで飯野製だと推測した根拠はRimg0663

←小樽にて撮影

屋根肩の立ち上がりRが小さいことと

(左は飯野キ550、右は苗穂)、

キャブの側面窓の印象が異なること

Rimg0662 ←これは苗穂、つまりは標準サイズのキャブ。

キャブの側面窓サイズが

開口部620x470(室内から実測できた個体、画像のものと異なる)で

飯野製に比べ、寸詰まりというか縦に広く感じます。

ましてや最初期100~101になると、そのキャブ側面窓位置も

キャブの中央付近となっており異なり

(もっともキャブ前面がフラットだったりあちこち相違が多すぎますが)

これは印象を大きく左右します。

 

ここから、現時点もっとも手っ取り早い工作は

「河合のキ100のリベットを削り、前面窓を2枚に改造」

(左右ウイング根元の考証とか前カプラーとか面倒なことは抜きにして)

すると飯野製に近似、となります。

そして、おそらくは雪質の関連でしょうけれど

北陸・新潟のベタ雪対策なのか、直線タイプのプラウの角度が

立ち上がりが強いものがあるようです(残念ながら現車確認実測はできておらず)。

鉛直方向と軸箱点検蓋の位置関係から、おそらく確実(と思っているのですが)。

追記:延鋤型と曲線型からの改造車、木造車の鋼体化のグループは当然別の話になります。

  ここでは直線型のみでの比較の話です。

そして、プラウの鼻先のヒサシ状の部分も極端に短い。

重く湿っている雪は、あまり上に競り上がらないのか?

それとも競り上がりすぎて抵抗が増すから、それを回避したのか

(ハコメガネのようにアクリルで中央窓だけ延長防御したタイプが

 松任や敦賀にいたことを踏まえると後者か)。

となると、直線タイプでひとくくりにしただけでは収まりません。Img_5163

   ←加悦保存のキ165は、プラウ傾斜は基本角度に近いが

鼻先のヒサシ状部分が短い。

キャブ長さはやはり標準で、飯野製より短い。

(飯野産業は敦賀=かろうじてベタ雪の地域か?

 敦賀は風が強くてあまり積雪のイメージがないのですが)

細かく見ていくと、どうも標準のプラウ角度でも

プラウ上面の丸まりはかなり差があるようで、

これが工場毎の特徴なのかは未調査。

Img_4688

←通常はこのぐらい、「鼻先のヒサシ状」が

出っ張っているます。

鼻先のヒサシの先端は丸くなっているものがほとんどで、

この箇所、先端がとがっている個体は実見しておらず。

 

↓これは熱塩駅跡に保存の飯野製。Img_3643

ウイング根元のカバーが

前期型などと異なります。

ウイングは車体裾部にバーとチェーンで繋げられ

左右独立して動作。

真横からの写真をいくつか検討しているのですが

キャブ側面、窓の大きさだけじゃなく

そもそも飯野製以外は短いのではないか??という疑問もあり

(上の小樽の270画像などを、お手元の河合の模型と比べてみてください)

___

そんなこんなで、調査に時間をかけすぎて牛歩。

他社さんでいろいろ出てきたので

いまさら拙作は要らないだろうと思いつつ

何かの合間にチマチマと調べてみてはおります。

 

現在調べているのはジョルダン(参考:月刊ディーゼル1988年1月)

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