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2010年10月27日 (水)

佳境(野良仕事のはなし)+樺太気動車の話

Image059 「ある設計作業」は

本当は今週中に終えたかったのです。

しかし

岩木山では冠雪。

昨夜からストーブなしには厳しい状態。

まだ

林檎は赤くなっていないものもありますが

雹(ひょう)、霜にやられたらダメになってしまうので

前倒し作業で招集がかかり

(上の画像は手かご=収穫時の最初に入れる運搬籠)

  

しばらく、模型の作業は相当遅れますのでお詫びいたします。

(もっとも、拙作の発送が遅れて困る方は、ほとんどいらっしゃらないと思います…)

 

さて、全く話は変わりますが

相変わらず1次資料を求めて検索している

樺太鉄道関連のこと。

 

JR東日本で復刻した「樺太鉄道写真帖」は

職員集合写真が主であり

車両研究には不向きでありました

(古本を買うときよくある失敗例)。

そして分冊となっている、

「樺太鉄道資料集」のほうはというと、

Image069 ←同書の巻頭写真ページから引用。

これが

ジハ20(のちキハニ2200)」なる説明文。

…これ、社紋の違いを云々するまでもなく

汽車製ではあっても

北九州鉄道のものであって

樺太とは何の関係もない車両

が、掲載されております。

もちろん、ジハなる形式は樺太になかった

(樺太庁の蒸気動車も含め)はず。

おそらくは汽車会社での取り違えか、なにかしら

差し間違えがあったまま、現在まで受け継がれたのでしょう。

 穿った見方をすれば、これは逆に

 庁キハ2301が、北九州のジハ50または60と同一図面で製作され

 それゆえに「写真を北九州と同一で済まさん」としたが

 取り違えジハ20になった????という発想もできなくはありません。

 しかし飛躍しすぎで、何ら根拠がないので

 あくまで庁2301の形状を把握するには足りません。

かくて、鉄道ピクトリアル187号「樺太の気動車」小熊米雄氏の

記事にある「キハ2300」についての記述、

 ”一部には樺太を訪れた実業団などが使用した写真もあるので”

なる根拠の写真が、どこかにあるに違いない。あぁ脚注をつけておいてくれたなら…。

 

従来、キハ2104とほど同じとされていますが

定員、荷重から鑑み

窓配置は違ったと思われ

(汽車製300=のち庁2200などを考えると

 2104と同じとは思えないので視認したい)。

 

その写真を見たくて、「王子製紙社史」から「望郷樺太」、

戦後処理の民俗学や、地理学、新聞なども含め

検索している次第であります。

 

ただ単に、キハ2301の写真を一目みたいためだけに

無駄な努力で時間を浪費。

施政権喪失の管轄のことゆえ、公文書が残っているのか

判らないのですが

今度、都心に出たら再び調べてみたいと思います。

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コメント

こんにちは。検索でこちらを拝見しました。
すでにご存じかもしれませんが、樺太鉄道キハ301→樺太庁キハ2301の写真は、湯口徹氏の「内燃動車発達史 下巻」ネコパブ刊に大きく載っておりますよ。8:2ぐらいの角度ですが。

投稿: 匿名さん | 2012年11月25日 (日) 15時10分

ご高覧いただきありがとうございます。
さて内燃動車の権威本をして、実は一覧表が誤っているのです。
300>2301ではありません。
これがいかに重要な差なのかは、おそらく校正者は気付かなかったのでしょう。
300そのものの写真は、これは鉄道史資料保存会の
別の本(汽車会社の)にも掲載されたことがある写真で、
「300はそのままで問題ない」わけです。
最終の大型車だけが不明、という論点をご理解いただきたく。
 
これの樺太時代の3桁形式は、最終の大型は400かと邪推しましたが
どうも300のラストナンバー追番だったようです。
それゆえに、ネコパブ本では表が誤記になったものかと。

近年のピクトリアルアーカイブスの樺太2301図と写真は、
なんと誤りをそのまま復刻してしまっており
誤認が今後さらに普及?するのではと危惧しております。
(実際、そのようにご指摘いただいた次第で)
 
いまのところ、この樺太2301の正しい写真は発見できておりません。
それこそ「誤認による他形式の写真」は多く見るのですが、
誤認での虚実が糊塗されゆくことだけがちょっと残念でなりません…。

検索でたどりついたそうですが、要するにWeb上や活字の情報だけが真実とは限らない、と
どこかでご記憶いただければ幸いです。

投稿: 腰痛もち | 2012年11月26日 (月) 01時18分

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